ジェームズ・アレンを知っていますか?
あまりマクロビオティックには関係なさげですが、私が繰り返し読んでいるジェームズ・アレンの一節を今日はご紹介します。
優しく、清らかで、幸せな人間は、貴重な経験と知恵の果実であり、ただ生きているだけで、周囲の人たちに素晴らしい影響を及ぼしています。
いつも穏やかな心で、清らかな優しい思いのみをめぐらし、どんな環境でも幸せを感じていられたなら、どんなに素晴らしいことでしょう。おそらく誰もがそうありたいと願っています。
そして、この世界全体の苦悩を和らげたいと考えている人達は、この願いをとくに強く抱いていてしかるべきです。なぜならば、自分自身の不道徳、不親切、不幸せを取り除くことができないかぎり、哲学や神学理論その他をいくら説いて歩いても、この世界をより幸せな場所にすることなど、誰にも、絶対できないからです。
不道徳、不親切、不幸せとともに毎日を生きている人間は、この世界全体の苦悩を増大させることに毎日手を貸している人間です。いっぽう、つねに善意とともに生き、幸せから片時も離れないでいる人間は、この世界全体の幸せを増大させることに毎日手を貸しています。これは、どんな宗教を信じていようと、あるいは、どんな宗教を信じていまいと、そんなことは一切関係のないことです。
優しく、清らかで、幸せな人間となるための方法を学んでいない人間は、ほかの知識をどんなにたくさんもっていようと、また、聖書の文字にいくらなじんでいようと、ほとんど何も学んでいないに等しいといえます。なぜならば、私達が真に大切な人生の教訓を学べるのは、優しく、清らかで、幸せな人間になる道程においてであるからです。
他人からどんな敵意を向けられようとも、つねに穏やかな気持ちで親切な行動をとれる人間は、それによって、自分が自分の自我をしっかりとコントロールしている魂であること、知恵の所持者であること、「真理」の理解者であることを、明確に表明していることになります。
優しく、清らかで、幸せな人間は、貴重な経験と知恵の果実であり、ただ生きているだけで、周囲の人達に素晴らしい影響を及ぼしています。そのような人の周囲には、つねに、人々の心を和ませ、ひいてはこの世界の幸せにも貢献する、清らかな芳香が漂っています。
そして、真の人間らしさの威厳とともに、優しく、幸せにいきたいと願う人間の誰もが、そうしようと決意することで、いまこのときから、そのための作業を開始できます。(!)
環境が邪魔をしている?そんなことは、もう二度と言わないことです。あなたの環境は、決してあなたに敵対するものではありません。それがあなたの周囲に存在するのは、あなたを助けるためなのです。
あなたの周囲で発生する、あなたの優しさや心の平和を脅かす物事の全てが、あなたの進捗には不可欠なものであり、それを通じてのみ、あなたは学び、成長し、成熟することができるのです。
もしあなたが環境が悪いことを信じているとしたら、本当に悪いのはあなた自身です。
真の純粋な幸せは、人間の心の最もあるべき状態であり、すべての人間が、清らかに非利己的に生きることで、それを手にできます。
もしあなたにこれができないとしたら、不安と不幸せがあなたのもとを離れることは永遠にないでしょう。でも、もしあなたが、信念をもってこれを行い続けたとしたら、保証します。近い将来、あなたは間違いなく真の幸せに包みこまれることでしょう。
失望、短気、不安、不平、非難といったものは、どれもがひどく有害な心の要素であり、いわば心の病です。これらは、心が誤った状態にあることを示すものであり、これらを患っている人達に、これまでの考え方や行いを改善するよう強く促しています。
この世界は、罪と苦悩で満ち溢れています。そしてそれは、この世界がいま、私達の愛と思いやりをたっぷりと必要としていることを意味しています。
この世界はもはや、いかなる苦悩も必要としていません。すでに苦悩は十分すぎるほどに存在しているからです。この世界が必要としているものは、私達の苦悩ではなく、私達の喜びであり、幸せなのです。それらはいま、あまりにも少ししか存在していません。
私達がこの世界に与えることのできる最も価値のあるものは、活力に満ちた、美しい人格です。もしそれがなくなれば、ほかのすべてのものが輝きを失ってしまうでしょう。気高く美しい人格は、群を抜いて、圧倒的に価値のあるものです。それは、いかなるものにも打倒されることがなく、あらゆる喜びと幸せを内側に納めています。
周囲の悪いことのうえに悲観的な気持ちで住み続けるのは、もうやめにしようではありませんか。周囲の人達の誤った行いに不平を言ったり、敵対することは、もうやめにしましょう。
そして、自分の内側にある、あらゆる悪いものを、取り除きはじめようではありませんか。真の幸せと永遠の平和は、その道の先にのみ横たわっているのです。
周囲の人達を正直にしたいのなら、まず、自分が正直になることです。
世界を苦悩と罪から解放したいのなら、まず、自分をそれから解放することです。
家庭と環境を幸せなものにしたいのなら、まず、自分が幸せになることです。
あなたは、自分自身を変えることで、周囲のあらゆるものを変えられます。
私達は、自分の内側を良いもので満たしたときから、とても自然にそうするようになります。
ジェームズ・アレンは1864年イギリスに生まれ、父の事業の破綻と死から15歳で学校を退学、以後、さまざまな仕事につきながら独学で学び、38歳で執筆活動に専念する。作家として活動したのは1912年までの9年間と短いが、執筆された19冊の著書は世界中で愛読され、自己啓発のバイブルとして世界中で読まれ続けています。彼は毎日日の出前に起き、近くの小高い丘に登って瞑想を続けたそうです。聖書ならず、仏教やイスラム教の経典にも通じ、人生を豊かに幸せに生きる方法を模索し続けた方で、彼の著作は聖書に次ぐベストセラーになっているそうです。日本語訳は「原因と結果の法則」などといかめしい題名がついていますが、原語で読むと、まるで小鳥のさえずりを聞いているかのような美しい言葉が溢れてます。読んでいるだけで自分の心まで清らかになったような錯覚を覚えるほど・・・・。久司先生の著作と通ずる部分もあって、マクロビを始める前から愛読している著者です。
この記事に対するコメント
わ〜私も大好きです。
自己啓発書がたくさん出ていますが、それらの原点だとか。言葉が簡潔で分かりやすく、そのとおりだな〜と納得してしまいます。
想いが世界を作るのですから、平和を心に描き、いちばん身近な人との暮らしを信頼に満ちたものにすることこそ、恒久の平和への近道だと確信しています。