健康は病気でない状態、病気は健康でない状態と一般に考えられていますが、このような循環定義とは対照的に、マクロビオティックにおいては、健康はダイナミックかつ積極的な言葉として捉えられています。
1.いつもエネルギーにあふれていて、エネルギーが尽きることがない!一日中活動しても疲れない。機敏で気が利き、しかも柔軟である。夢の実現のために疲れを知らずに働くことができる。どのような状況に置かれていても、常に体と心のバランスを維持することができる。
2.強い意欲を持ち、好奇心が旺盛である。食べ物、知識、仕事、経験、性的活動など、自分が取り組むこと、遭遇することの全てに対して強い意欲を持つ。自由、正義、真理を求めることに飽くなき情熱を持つ。
3.深く眠れることができる。すぐに眠りに就くことができて、ぐっすり眠れる。悪夢にうなされたり、変な夢を見たりしない。新しい発見や発明、霊界との交信(!)、差し迫った事故や天変地異などの正夢をときどき見る。朝パッと目が覚め、生まれ変わったような新鮮な気持ちで勢いよく飛び起きる。
4.記憶力が良い。物忘れをしない。強い精神力を持ち、何でも覚えていて集中力がある。最も重要な記憶は、精神的、霊的運命(!)の記憶であり、われわれは宇宙と一体である。無限宇宙と一つであるということ。
5.心が平和である。いかなる状況でも落ち着いて穏やかである。決して怒らない。あらゆる困難、病気、失敗、挫折をプラスに転化できる。忍耐力、不屈の精神を養い、苦難をチャンスに変え、敵を味方にすることができる。
6.喜びにあふれ、機敏である。いつも明るく前向きな心を持つ。すべての人に対して愛と尊敬を抱き、周囲の人を皆幸せな気持ちにさせる。出会う人すべてに快活にあいさつができる。思考がはっきりしていて、頭が冴えている。簡潔にわかりやすく自分を表現できる。素早い動きができて、立ち居振る舞いが美しい。行動が秩序正しい。(ん〜・・・・)
7.限りない感謝の気持ちを持つ。あらゆる人、あらゆる生き物が、いとしい兄弟姉妹、永遠の生命の旅の同伴者であることに気付く。自分が作り出した困難と悲しみに対して全責任を摂る。無限の宇宙の秩序とそれによって現れたものを美しい、素晴らしい、有難いと思う。生命を授かったこと、自分が生かされていることに常に感謝する。
「健康とはダイナミックな動きのあるものであり、絶えず変化する過程です。固定した不変不動のものではなく、健康と病気の間にはっきりした境界線はありません。病気一つしたことがなく、健康そうに見える元気一杯の人でも、食事、環境、ライフスタイルに気をつけていないために、病気になる方向へと進んでいることもあります。一方、病気がちで多くの症状を抱え、元気の無い人でも、食べ物に気をつけて環境と生き方を変えることによって健康への道を歩んでいる場合もあります。完全に健康な状態は存在しません。絶えず変化する体調と状況に対する、完璧な適応、対応というものだけがあるのです。」
久司先生、これが出来たら超人ですがな!と言いたいところですが、絶えず変化する宇宙の動きに対応できる柔軟性を持つことが大事なのだといつも自分に言い聞かせています。本当に生きることは楽しいことなのだと年を追うことに実感します。今話題のスティーブ・ジョブズの生前の名言集にも、成功する人と成功しない人との差は諦めず継続するか否かという言葉がありましたが、どのような仕事に就いていても、困難の無い仕事はありません。困難な中、智慧を絞り、継続していく意志を持つこと、そしてそれを心底楽しいと思えること、自分の成しているほんの些細なことも社会(宇宙の動きにまでも)に影響を及ぼしているのだということを自覚して日々生きることが大切だと感じるようになった46歳。2012年は更なる霊的成長を遂げられるのでしょうか?ご期待ください!あはっ!