肺に異常を感じる方へ
肺は、呼吸器系の中心となる臓器。肺の問題は、咳などの軽度のもの・肺のうっ血・ぜんそく・気管支炎など中度のもの、肺炎・肋膜炎などの重度のものなど、色々あります。鼻腔・咽頭・喉頭・声帯・気管・気管支・細気管支・肺胞・胸腔が、肺以外の呼吸器官。何百万もの人々が、呼吸系の問題に悩まされていて、鼻づまり・鼻腔のうっ血は現代社会で最も多い病気の一つ。
肺の主な機能は、1)空気中の酸素を、心臓から送られてくる血液に与えること、2)二酸化炭素・ガス状の老廃物を排出することです(体から排出される老廃物の約70%を占める)。健康に良い食事とライフスタイルは、(呼吸系の問題の主な原因である)肺・鼻腔にたまった粘液を除去し、呼吸を正常にする、呼吸系の臓器・器官の機能を良くする働きがあります。
肺の病気には以下の症状が伴います
1)咳
2)息が短い。息苦しい。胸が痛い
3)呼吸系の感染症
4)胸がずきずき、締まった感じ
5)頬の血色が悪い。
6)肩が丸まって硬くなる
7)うなだれる。猫背など
東洋医学では、頬と肺が対応しています。頬の状態・その他の徴候を見て、肺の病気の進行具合をみます。
1)頬にニキビ・吹き出物がある場合は、乳製品と砂糖によって、肺に脂肪酸と粘液が蓄積している。
2)頬が白いのは、乳製品の摂りすぎ。肺に乳製品が蓄積している
3)頬が赤いのは、果物・ジュース・香辛料・砂糖・刺激物の摂りすぎにより、肺の毛細血管が活動しすぎている。
4)頬がこけている、締まりすぎた状態になっているのは、塩気・魚・鶏肉・乾燥した食品・オーブンで焼いた食品の摂りすぎ。
5)頬に縦じわがあるのは、血液の流れが悪くなっている、肺胞が収縮している、胸の筋肉が締まっている。
6)頬に茶色いシミがあるのは、砂糖の摂りすぎによる酸血性の現れ。
7)頬に平らなホクロがあるのは、肺に発熱があったことを表す。盛り上がったホクロはたんぱく質と砂糖の摂りすぎ。
8)便秘など腸がうまく機能しないのは、肺の働きすぎ。
9)肺の経絡上に、変色・シミ・斑点・硬さ・たるみなどの異常がある場合は、肺に問題あり。
10)手の親指に力が入らない、親指が緊張しているのは、肺に問題があることが多い。
これらの問題は、バランスの悪い食事を長く続けたことのより、汚染・喫煙・環境中の化学物質・有害物質によることも原因と考えられるが、それらの影響を受けるかどうかを決めるのは、食事です。
肺にマイナスの影響を与える食品は、肉・卵・鶏肉・乳製品・精白粉・砂糖・脂肪・油・果物とジュースの摂りすぎ・オーブンで焼いた硬いもの食品・精白精製穀物の摂りすぎ・アルコール・刺激物・化学物質・薬品など。
酸性食品・粘液を作る食品の摂りすぎは、肺に余計なものを蓄積させてしまいます。粘液が、気管支・肺胞・肺の毛細血管を覆い、固まってくっつき、居座ることになります。特に乳製品が粘液を作りますが、オーブンで焼いた硬い食品・精白精製穀物の摂りすぎによっても粘液ができます。
脂肪と粘液(特に乳製品によるもの)によって肺に負担がかかると、タバコに含まれる重たい炭素化合物(タール・ニコチン)などの粒子が、肺に閉じ込められ、さらに肺を刺激し、腫瘍が作られる原因となります。
肺が弱いのにどうしても甘いものが止められない方にお勧めの一品
蓮根と林檎のコンポート
蓮根(小) 1個 とても薄いいちょう切り
林檎 1個 薄いいちょう切り
林檎ジュース 150cc
自然海塩 ひとつまみ(子供は不要)
鍋に蓮根、林檎を重ねる。
りんごジュース、塩ひとつまみを加え、蓋をして火にかける。
沸騰したら弱火にして10〜15分、柔らかくなるまで煮る。
優しく混ぜて、器に盛る。
出来れば化学物質を使用していない材料を使うことをお勧めします。また、これだけで肺の病気が治る訳ではありません。バランスのとれた中庸の食事がどのような不調にも有効です。
我が家の居間で撮ったので写真が不出来ですみませ〜ん(^^;;